1.狩猟免許
猟友会の講習会費用
・狩猟免許試験の受験料 約5千円(免状の交付費用を含む)
・猟友会講習会の受講料 約1万円(都道府県によって異なる)
※参考「銃の所持許可の取得に係る費用」
・猟銃等講習会 約6千円
・教習射撃 約5万円
・銃の所持許可申請手数料等 約1万4千円
・他、猟銃等の費用 約4万5千円~)
2.道具等
ウェアや用具など、狩猟に必要とされる基本的な道具等を紹介します。最初からすべての道具が必要ではない場合が多いです。また、釣りや登山用のアウトドア用品で代替できる場合もあります。狩猟経験者のアドバイスなどを参考に、自分の狩猟スタイルにあった道具などをそろえるとよいでしょう。

品目 |
価格 |
備考 |
銃関係 |
銃 |
10万円~ |
散弾銃(水平2連銃、上下2連銃、半自動銃など)、ライフル銃、空気銃などがある (中古銃は約5万円~)
|
装弾(32g実包) |
1発
約80円~ |
通常は25個入りのケース販売 |
ガンロッカー |
3万円前後 |
銃の自宅保管用 |
装弾ロッカー |
1万円~ |
実包の自宅保管用 |
洗い矢 |
3千円~ |
銃の掃除用 |
潤滑油 |
1千円前後 |
銃の手入れ用 |
銃カバー・ケース |
3千円~ |
銃の運搬、携帯に使用 |
スリング(負革) |
3千円~ |
銃を肩に掛けるためのベルト |
弾帯 |
3千円~ |
ベルト状の携帯用の弾入れ |
わな
関係 |
網やわな |
数千円~
数十万円 |
網や箱わななど、色々な種類がある。 |
名札 |
数百円~ |
網やわなにつけるネーム標識 |
ウェア
関係 |
コート |
数千円~ |
寒気や雨などから身体を保護 |
帽子 |
3千円~ |
目立つ色による誤射防止、ケガの防止 |
狩猟用ベスト |
1万円~ |
目立つ色による誤射防止 |
靴 |
数千円~ |
防寒、滑り止め及びケガ防止 |
手袋 |
1千円~ |
防寒、銃の操作の際の滑り止め |
※猟友会会員になると、帽子とベストが無料で配布されます。
※クレー射撃をする場合には、この他に、イアープロテクター(約8千円~)、射撃用チョッキ(約1万円~ )などが必要になります。
3.実猟
実際に狩猟をするときには、弾代や交通費などの他に、狩猟者登録費用等が必要です。
・狩猟者登録料&入猟税等 ~約1万9千円(1都道府県当たり)
(放鳥獣猟区のみ利用の場合は、1都道府県当たり約7千円)
・大日本猟友会・都道府県猟友会等の会費(狩猟事故共済保険料を含む) 約1万数千円(入会する場合)
・弾代 散弾(32g) 1発80円~
※猟区や放鳥獣猟区を利用する場合は、この他に、約数千円~3万円の利用料金やガイド料が必要です。
※クレー射撃は、プレー代1ラウンド(クレー25枚)が2千円前後。通常、1回当たり3~5ラウンドをプレーする人が多いようです。弾代(24g)は、1発40円~です。
★「猟犬」
本格的に狩猟を楽しもうする場合には、猟犬が必要になってくることが少なくありません。狩猟(銃)の猟果は、「1犬、2足、3鉄砲」によって決まるともいわれています。
猟犬は、大きく鳥猟犬、獣猟犬に区分されます。また、同じ鳥猟犬でも、山岳猟や水鳥猟などの目的によって犬種が異なります。獲物の匂いをとることや、飛び立たせるタイミングなどは、日頃の訓練によって鍛えられていくものです。よく訓練された猟犬が、キジなどの鳥を匂いで察知した時のポイント姿勢は精悍で、何ともいえない魅力を持っているといわれています。